口から出まかせ日記【表】

大掃除してねんだわ

たまに脳が素っ気ないものを食べたがる。

 

ラかった花粉症も、だいぶマシになってきたというか。これまではくしゃみをすると、俺はポケモンですかって勢いで鼻水の塊が発射されていたのですが、そっちはだいぶ収まり、今ツラいのは目の痒みとゴロゴロ感。充血もひどく、鏡を見るとパッと見、なんか、ちょっと狂った奴にしか見えんのだが笑。薬局で効く目薬を買おうと思います。


まるで話が変わりますが、家族の誰かが買ってきたのか、冷蔵庫にオートミールがあったんですよ。まあ、買った本人が食べるだろうと放置していたのですが、2ヶ月過ぎても手をつける気配がない。いちど夕飯の席で、「あの冷蔵庫に入っているオートミール。誰のものか。名乗られよ」と聞いたものの、皆、酢でも飲んだような顔するばかり。


食わぬなら、食うてみせたろ、オートミール。ということでこないだの休日に箱をビリビリ開封。お手本通りにオートミールの「粥化」というのをやってみました。小鍋にオートミールを適量投入。それから牛乳を全体が浸かる程度に入れ、あとは弱火にかけながら掻き回すこと7分ぐらい。オートミールがお粥っぽくふにゃふにゃになりました。


そのあたりで火を止め、三温糖とバターを投入。かき混ぜてみると、なかなか美味そうな香りがしてきた。最後、シナモンパウダーを振りかけて、皿によそって証拠写真を撮影。見た目はなかなかにセンシティブ。で、肝心の味ですが、うーんまぁ、すごく美味しいとはとても言えたものじゃないけど、食べてると心が不思議と落ちつきますね。あとけっこう腹持ちが良くて、次の食事まで間食とかしなくて済むのがいいかなと。

 

 
そういえば天皇家の朝食にはオートミールが出ると何かで読んだ記憶が。

 

そういえば、私はたまに「大して味のしないもの」を無性に食べたくなることがあって、そういうときよく買ってくるのがフランスパンなんです。特に焼いたりとか、なにか付けたりとかもしないで、ちぎって食べるんですよ。そのまま食っても大して美味くねえじゃんって思うかもしれませんが、あえてそうしてるというか。むしろ、それで美味し過ぎたら本末転倒というか笑。


ときどき、体が素っ気ない味の食べものを求めている感じがするのは、なんというか、「味覚の原点」のようなものを確認したいからなのかな、なんて考えたりもします。つまり、毎日いろんなものを食べていて、味覚に溢れる生活をしているけれど、これって、人類としてはまだ新しい領域であって、人の頭の中には、そういうものに慣れない原始的な部分が残っているのではないか。


そうして、たまにその古い部分が意識へ働きかけてくるわけですね。「おい、ちょっとあんまり味しないもの買ってこいよ」と。完全にパシリ扱いされてますわ笑。で、そいつが欲しいのは、「余計なものを削ぎ落とした素材そのものの味」という注文なんでしょうけど、だったら別に、野菜室に入ってる大根をそのまま齧っても注文どおりになる。でも、私自身は大根なんかちっとも齧りたくないわけですね。


つまり、私の中にいる「古い味覚」を求める部分と、何でも「うまいうまい」と思って味覚を受け入れる部分。その両者ともども、一応の満足感でつなげてくれるのが「フランスパン」なのかなと。で、そこんところへ、このたび新たに「オートミール」が加わりかけてる感じですね。美味と無味の中間に位置する、どこか禅的な味。食べてると、劇的な満足はないけれど、なにか深いところが納得するような感覚。それがあと500グラムくらいあるんで頑張って食べようと思います🌾

 

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