口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

ヒートテックコミュニケーション。

 

堂のカウンターで昼食を食べていたとき、背後のテーブル席のおっちゃん二人の話に聞き耳を立てていたのですが、「なんだっけ、金曜ロードショーだっけ。こないだ観てたのよ~。あれあれ。ヴァイオレントエヴァ―ガーデンだっけか。良かったよ~。泣いた泣いた。最近のアニメ馬鹿にしちゃいけない。あんたも見たらいい。若返るよ」みたいなことを言ってたので、おっちゃん、ちゃうでそれ。ヴァイオレット・エヴァーガーデンやと心の中でツッコミを入れました。

www.youtube.com

ところが、話を聞いてたもう片方のおっちゃんのほうが、全然相手の話の内容を無視し、「俺、もうヒートテック買ったよ」と、唐突に言い始めたのです。なんで急にヒートテックをそこで差し込むのか不可解でしたが、直前までアニメの話をしていたおっちゃんも、「朝寒いよな。どれ買ったの。色々あるじゃん今」と、別に気にする様子はなく、飽きずにヒートテックの話をしていました。


ところで、皆様は冬に備えヒートテックを買いましたか。私はとっくに買いました。「超極暖」っていう、ほぼニットみたいなやつを上下セットで購入。ためしに上下着て鏡の前で立ち尽くしてみましたが、ただの不審者でしかなかった。3年ごとぐらいに買い替えるのですが、シーズンによって生地感が多少違います。今回のは裏地がやや起毛しており、肌を通すとモコモコ感がありました。人によっては感触が気になるかも。


私はユニクロの回し者ではないのでリンクも貼りませんが、ヒートテックには二重の意味でお世話になっています。ひとつは、もちろん保温。正直、ヒートテックより温かい肌着はあります。グンゼなんかから出てますが、逆に温かすぎて、街中や職場に来ていくのに向かなかったりしますね。真冬の外回りの仕事や、スキー場に行くのなんかには向いている。それらに比べヒートテックの保温性能は、「超極暖」ですら控え気味ではあるものの、やりすぎない程度なのがかえって重宝しています。

f:id:star-watch0705:20211113145122j:plain


ふたつめが、「会話ネタの提供」ですね。私の実生活を思い返すと、冬季限定といえども、ずいぶんとコミュニケーションの促進に寄与してくれています。かれこれ10年以上、ヒートテックの話題で雑談アウェー状態を乗り切ってこれたのです。生きていれば運悪く、共通の話題に乏しい相手に出会うもの。それが職場の同僚なんかだと、どうにも逃げ場がない。


相手もつらいでしょうが、私もつらい。相手はパチンコ。こっちは酒に合うつまみの話かなんかで盛り上がりたいが、どうにも通じ合わない。我々二人しかいない空間を気まずい時間が流れていく。そんなとき、ヒートテックがたびたび可能性を切り開いてくれた。ヒートテックの話題を振ると、いままでの気まずい雰囲気が晴れ、「俺もいま着てるよヒートテック。薄いやつ二枚重ねで着てるんだ。そうすると暖かいんだよ」「奇遇ですね。僕も同じことをしてます」などと、その瞬間だけ儚くも分かり合えたのです。


ヒートテックの話題は、すでに文化風習として根付いているはずですよね。他にヒートテックに匹敵する話題というと、いつ車を冬タイヤに交換するかどうか、炬燵はもう出したかどうか、そろそろダウンジャケットを着るかどうか、このあたりじゃないかと。季節の移り変わりだとか、文化風習によって、多くの人にとって避けられない選択肢となりうるものは、会話のネタになりやすいと思うのですが、すでにヒートテックはここに組み込まれる鉄板ネタとして確立しているように感じます。


じゃあ、逆に夏に着るエアリズムの方はどうかというと、実際に私はその話題を長い間いろんなとこで振ってみてるんですが、まあ、ヒートテックほど食いつきがいいわけじゃないですね笑。ただ、女性はけっこう盛り上がってくれました。女性が夏の暑さの対処に使う神経の差を学ぶことができましたよ笑。が、暑さはともかく寒さに関しては、その対処に大して差など無いのではないでしょうか。街ですれ違った素敵なあの人も、この人も、実際は全身ヒートテック人間なのです。ヒートテック万歳。

 

www.youtube.com