口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

人間嫌いじゃなくて、好きな人がいないだけでは。

(今年の三月ぐらいに一度投稿したものです。この頃は花粉症が悪化してひどかった)

 

★★★

 

20代の頃、人間嫌いと公言する人に何故か好かれることが多く、人間嫌いのくせに向こうから飲みに誘ってくることがありました。とりあえず行ってみると、いつも同じようなパターンになるのです。

 

なぜ自分が人間嫌いなってしまったか、エピソード1から始まって、2345と、延々に続く人間への怨嗟。こっちはだいたいいつもエピソード2中盤くらいで飽きてしまい、「あ、そうですね」「はぁ」「うんうん」「あらま」「それはちょっとあれだね」「うは~」などと誤魔化していたのだけど、時間が長引くにつれ酒量も増大していく。

 

結局、「てめーも人間じゃねーかこの野郎」とブチ切れるか、相手の話を無視して、日本酒の醸造課程の仕組みだとかを一方的に話し始めるので、ことごとく縁が切れました。今はどこで何をしているのだろうか。

 

実をいうと、私も若いころは「人間嫌い」と周りの人に話していたので、人の事は言えない。結局、「人間嫌い」というフレーズがかっこよく感じただけだと思う。若気の至りです。

 

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だいたい「人間」とか「日本」とか「外国人」とか、大きな単位を「嫌い」と捉えること自体、私にはすでに受け付けられなくなっています。それが結局、その人自身の世界の狭さ、了見の程度や、品とつながっているからです。

 

人間嫌いという人は基本的に、自分の周囲にいる人間との関係を「嫌い」と言っているに過ぎない場合が多いと思います。だから、解決法としては単純だけれど、好きな人を見つけるといいです。自分にとって大切な人がいれば、「人間が嫌い」なんて言えなくなる。

 

どうしても好きな人が見つけられないなら、過去を遡ってもいい。自分の過去の記憶のなかで、すばらしい人はいなかったでしょうか。また、良い関係とは言えなかった人とも、不思議と心温まるような思い出の瞬間はないでしょうか。

 

あと、自分の歴史だけではなく、人類の歴史を眺めてみるのもいいかもしれない。歴史上の人物で好きな人ができると、歴史上の評価では盤石な為に、生きている人間ほどには評価が大きく変わることもありません。自分の奥さんや旦那さんより長く愛することができるかもしれない。

 

ちなみに、私の好きな歴史上の人物は、キリスト、親鸞マルクス・アウレーリウス、アンネ・フランク宮沢賢治、エミール・ギメ、吉本隆明、レオナルドダヴィンチ。ざっと上げましたが、もっといます。現実の友達より多いかもしれない。現実の友達はなかなか予定が合わなくて会えないことが多いけれど、歴史上の友達は本を開けばいつでも会ってくれます。