口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

ブログを紹介されるのは嬉しいし、勉強になる。

ないだ「不適応者の居場所」にて、私と同じく、はてなブログをやっているあぎるさんに初めてお会いして、嬉しかったという感想を書きました。

 

star-watch0705.hatenablog.com

 

そのあぎるさんですが、はてなブログ以外にも色々なことをされていて、YouTubeでは『あぎるラジオ』というチャンネルを開設されています。内容は「トーキングブログ」的な感じでしょうか。あぎるさんが外を散歩しながら、色々なことを話すわけです。

 

そのトークにはときおり、外の環境音が混ざります。街の喧騒や、風の音を背景に、彼の声を聞くのは心が落ちつきます。それに、まったりしつつも鋭い指摘があり、勉強になる部分も多い。そんな「あぎるラジオ」で、なんと私のブログを紹介してもらっちゃいました。

 


不適応者の居場所、地方と東京、清々日記(1/2)【第546回】あぎるラジオ【2019年12月】

 


不適応者の居場所、地方と東京、清々日記(2/2)【第547回】あぎるラジオ【2019年12月】

 

あぎるさんが私のブログを読みながら感想を話されているのですが、ユーチューバーに自分のブログをテーマにされ、その自分のブログを読みながらYouTubeを耳かっぽじって聞くという新鮮な体験ができましたよ。これは嬉しいし、とても面白かったです。あと、やっぱりブログを書くうえで「なるほどなぁ」と思うところがいっぱいありましたね。

 

ラジオの中で帰納と演繹の話があるんです。論理的推論方法の二つ、帰納法演繹法の事ですね。ちょっと難しい部分もあるので、わかりやすく書いてあるサイトを貼らせていただきます。

dyzo.consulting

 

簡単に説明すると、まず「帰納法」とは、自分が体験した複数の出来事から、自分なりの仮説を見出し、それを検証するという流れの論理です。例えば、「最近のどが痛い」「鼻水もでる」「なんとなく熱っぽい」という複数の自分の状態から、「もしかしてこれは風邪じゃないか?」という仮説にいたる、というような感じ。

 

一方「演繹法」とは、自分の体験を、すでに知られた「一般論」と比較しつつ、仮説に至るという流れの論理です。例えば、「最近、咳がでるようになった」「世間では、それは風邪のひき始めだといわれている」「だから、私は風邪かも」というふうに、自分の仮説の前に、一般論との比較検証があり、そこから仮説に至る、という流れになる。

 

どちらも完璧な論理法ではありません。「帰納法」は自分の体験だけで仮説が組めるため主観的であり、客観的な視点が足りず、偏見にもつながります。「演繹法」は一般論、つまり、ある程度客観的な視点を配慮に入れるため、仮説の精度が高い一方で、比較対象とした一般論自体の信用性が、仮説そのものに大きく影響してきます。

 

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あぎるさんによれば、ブログを読んだ印象と、実際に私と話した感じが似ていたそうです。そして、「ほしさんの話は帰納っぽい。なにか質問した時に、けっこう遠いところから話を始めて、この話はどこ行くんだろう、と思っていたら収束していく」らしいです。

 

さらに、「雑談ならいいんですけど、時間のない時にそれをされると困るということはあるかも」と話されていて、なるほどと思いました。今まで、「説明が長い」と人に指摘されたことは無いので(忘れてるだけかも)、状況によって対応できていたのかもしれない。ただ、誰かと自然に話すときに、そういう癖というか特徴があるという事が分かって、目から鱗が落ちた気分です。いや、耳から鱗かな? 私はいったい何を言ってるんだ(笑)。

 

ブログの書き方もそうです。言われてみれば確かに帰納法っぽい感じがします。最初に、まず自分の体験をまとめます。それから、いつもどおり適当な画像を挟んだあと、仮説を組み、問題提起をし、それを読者に投げつけて、満足して終わると(笑)。これが私のブログの必勝パターンです。確かに、ある論理の流れに落とし込んでブログを書くことに慣れているといえます

 

帰納法的な書き方をしている為、そこから導き出される仮説とは、けっこう独断や偏見の部分が多かったりするわけです。それは自分でも意識していて、「○○だという人もいるでしょう」みたいな文言を挿入し、よくある一般論をサンプルとして文中に持ってくることもあります。

 

それは自分なりに極論を避けてバランスをとるためであったのですが、そもそも私は、一般論的な思考とのバランスがどこかで必要になる、帰納的な思考をしやすい人間なのだということを、あぎるさんのラジオで気づかされて、なるほどなぁ~と思ったわけですね。とても勉強になりました。

 

すると、他の方のブログの見方もちょっと変わりそうですね。どういう論理の流れでこの人はブログを書いているんだろう、とか、この結論の導き方は参考にするべきだろうか、とか。色々視点を変えながら読んでみるのも勉強になりそうです。ああ~、とても大事なことを忘れていました。あぎるさんは今までに私が会ったイケメンの中でも三本の指に入ります。