口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

また『不適応者の居場所』に行ってきました。

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る12月13日の金曜日。ジェイソンの命……じゃなく、高円寺にて今年最後の『不適応者の居場所』が開かれたので、行ってきました。「不適応者の居場所」とはフリーライター鶴見済さんが主宰されている、なんとなく集まり、食事やお酒を楽しみつつなんとなく誰かと話し、いつでも好きな時に退席できる。そんな催しです。

 

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開催場所は前回と同じ「エンジョイ北中ホール 素人の乱12号店」の一室です。前回のことを書いた記事に、高円寺駅からのルートが載っています。今度行ってみたいなと思われた方は、参考にしてください。

 

star-watch0705.hatenablog.com

 

 さて、今回も会場の入り口前には、

 

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 いつもの看板があり、そして、ダークでアバンギャルドアンダーグラウンドな階段が口を開けて待っています。階段を上がった先も、なかなか奥ゆかしい雰囲気です。

 

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会場に入ったのはまだ18時前ですが、すでに10人ほど人がいました。美味しそうなヴィーガン料理も、前回同様並んでいます。まだ手を付けられていないうちに写真を撮りました。

 

前回は紹介できなかったんですが、会場の隅に「0円ショップ」の棚があります。自由に自分で放出したいものを持ち寄り、またその中で自分が欲しいものがあったらタダで持っていっていい、というものです。

 

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 私も持ってきたものを棚に並べました。家にあった謎の人形。読み終わった本。あとは洋楽のCD です。マイ・ブラディ・バレンタイン、ジーザス&メリーチェイン、ラーズ、ヨ・ラ・テンゴ、ビーチハウスのアルバムを一枚ずつ並べました。

 

すると会場で小さなどよめきが起きました(笑)。とたんに洋楽談義がそこらで花開き、鶴見さんも目を輝かせながらマイブラジザメリのCDを指さして、「そうそう、これなんですよ~。これがシューゲイザ―の代表的な二枚で~」などと明らかにテンションが上がっておられました。

 

それから鶴見さんはビーチハウスのアルバムを手に取り、「これ、シューゲイザーで検索するとよく出てくるのよね~」みたいなことを言いながら、奥の部屋へ身を隠されました(笑)。アルバムが鶴見さんの手に渡ったと考えると、嬉しいものがあります。気にいっていただけたら幸いです。

 

当日は人が増えるペースが早く、19時前には人でいっぱいになり、座る場所が狭くなってしまいました。でも、そこはお互い気を使いつつなんとかなるものです。今回初めて来られた方とも話をしました。あと、前回から顔見知りになり連絡を取るようになった方とも話をしました。

 

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この場所のいいところは、抱えていても口に出せない不満や不安を自然と話題にすることができるところです。みんな何かしら抱えているけれど、普段の生活ではそれを気軽に放出ができない。でも、ここならばそれが大丈夫だし、許される。そんな懐の深さと、柔らかい風情があるわけです。

 

0円ショップと似ている部分もありますね。自由に悩みを持ち寄り放出できる。放出されたものにケチなどつけない。そして、たまたまそこにいて、悩みをシェアできる人と共有する。悩みの受け渡しを通じ、お互い「何か」を補完する。その「何か」というのは、よく分かりませんが、通じ合えて受容できる人間がいることを信じたいという感じだとは思います。

 

それと、個人的にとても嬉しかったのは、私と同じくはてなブロガーの、あぎるさんと話ができたことです。


www.agiru64.com

 

あぎるさんのブログは、私がブログを始める以前から読んでいました。私がはてなブログで書くきっかけになったブログ主のひとりなのです。話しかける時は緊張しました。私にとって馴染みのあるブロガーさんと実際に会うのは、芸能人に会うような感じですから(笑)。

 

話してみると、とても気さくな方でした。私のブログが面白いと言って頂いて、とても嬉しかった。「田舎」という言葉から連想するイメージが人によって違いが大きいのでは、という話とか、ブログのPV数や流入検索などの話もありました。やっぱりブロガー同士、気になる話題ではありますね。

 

22時を過ぎたころから会場も空いてきまして、お酒も料理もなくなり、あとは残った人で静かに話を続けました。鶴見さんもすぐ隣にいらっしゃり、マウントを取り合いたがる人間関係はなぜ生まれるんだろうか、というような話をしました。そういう場所で攻撃を受け徹底的に不幸になる前に、別なコミュニティがあると助かるという話には納得できます。日本という国が、そもそも世界史的にそういう場所なのかもしれませんが。

 

この日は会場を畳む23時過ぎまでおり、残った人で後片付けをしました。鶴見さんも会場の広さに関しては、やはり考えておられるようで、もっと広くて、ある程度安い料金で借りらえ、かつ料理やお酒を持ち込めるような場所を探しているようです。あぎるさんが、それについて鶴見さんに色々と提案されているのが印象的でした。

 

 会場の電気を消し、外に出ると真っ暗、なわけじゃなく、やっぱり東京の夜は明るいですね~。次の日の夜に地元に帰ったら、暗すぎて何も見えなくてびっくりしましたよ(笑)。お互いに「よいお年を」と声をかけて、それぞれの方向へと別れました。

 

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今回の事は鶴見さんのブログの記事にされています。私の持ってきたCDがサムネイルになっていてビビりました( ゚Д゚)

 

ラヴレス(紙ジャケット仕様)

ラヴレス(紙ジャケット仕様)

 
サイコキャンディ(紙ジャケットCD)

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