コロナウィルスの名を聞くようになってからだいたい一年経ちますか。彼の地でウィルスが発生しているニュースを観て、おお、こりゃあ近々来るんでねえかと思ってたら、停泊したフェリー内で大発生し、わちゃあ～と思っていると、それからずんずん日本列島を侵食していく最中、私は再就職を果たし、マスクで顔を半分隠してひたすら真面目を装い働いていたら一年が過ぎていました。
いま世界各地でワクチン接種が始まっています。日本国内では、今年の２月中に医療従事者から優先的にワクチン接種が開始され、４月以降からは高齢者の接種が、５月以降からは一般人への接種がはじまる予定だそうなので、半年後ぐらいにはだいぶ終息感が伺える世相になっているのでは。まあ順調に進むかどうか分かんないですけどね。
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とはいえ、ワクチン接種の浸透に比例して、今までいろんなことを我慢してきたことの揺り戻しがあるのは容易に想像できます。もう少し具体的にいえば、みんな狂うと思います。いままで抑圧されてきた人々のエネルギーがあらゆる所で噴き出すでしょう。旅、恋愛、スポーツ、温泉、酒、音楽、青春などなど、すっかり尻すぼみになってしまった人間の行動規範が軒並み解放され、失われた時間を取り戻すように、それらを貪りつくすことでしょう。
東京オリンピック開催の有無など関係なく、世相はそんな感じで染まる気がします。私もいったいどうなることやら、その時になってみないと分かりませんぞ。我関せずと隠居を決め込むつもりでいても、家の前から「おーい、ほし氏ぃ～。昼飲みしようぜぇ～」などと呼ばれたら、「いま行くぅ～」と、ありったけのカネをポケットに突っ込み、徒党を組みながら繁華街を練り歩くなどするかもしれない。それどころかクラブで踊り狂う、婦女と戯れる、ヘタすりゃ川に飛び込んで死ぬるかもしれぬ。ちーん。
それは冗談半分として、コロナウィルスが終息した後に向けて、今のうちに自分のやりたいことを丁寧に考えておくのはいいんじゃないかと思います。そんなのずっと前からとっくに考えてましたよという人ももちろんいるでしょうけど、私はちょっと考えてないのでいまから一生懸命考えます。
やっぱり、なんとなく旅がしたい気分です。急に遠くへ行くよりは、近場から少しずつ遠くを目指すような旅をしたい。今まで近所だと思っていたものがすっかり遠くなってしまったのがこの一年です。なので、少しずつ馴染みのある場所に挨拶へ回るように確認をして、それに満足した後でどこか遠くを目指したいなと。日本国内だとそうですねぇ、対馬とか行きたいですね。あとは九州地方を回りたい。淡路島なんかも行きたいな。普通に沖縄にも行きたい。行きたいとこ多すぎて困るわぁ（笑）。
あと、人に会いたいです。この一年はブログの習慣と、人とのコミュニケーションが結びついた月日でもありました。色んな人と穏やかに交流をしつつ、静かに切磋琢磨の風情がある心地よい環境でブログを続けることができました。平和になったら実際に会って、感謝したり労ったりしたいものです。どんなふうに会うか。それも今のうち丁寧に考えておきたい。
まだ時間はあるので、諸々の事をとにかく丁寧にイメージしたいところです。それが無いと、世相のカオスになだれ込んで、なにがなんやら分からなくなりそうな危うさを感じます。一年以上我慢をしたのだからこそ、自分にとって確信的に充実できるようなものが何か想像し、計画に組み込んでおきたい。実際その通りになるかどうかはまた別ですが、ちゃんと自律して何かを楽しんでいる自分をイメージするのは、習慣的にも悪くないんじゃないかと思いますよ。あとはお金。お金は各自足りる分を用意しときましょう。では。
Boney M. - Rasputin (Sopot Festival 1979) (VOD)
お祭り感があってよろしい。
