口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

旅番組の苦手なところ。

 

れを書いている今日は日曜日で、いつもより割とのんびり起きました。といっても朝7時半には起きて、布団をかぶったままNHKをいつも観ます。朝7時45分から『さわやか自然百景』、そのあと8時からは『小さな旅』を観る。そのあとテレ朝でプリキュアを観るかどうかはまあ、その都度判断するという事で、そんな感じでここ12年ほどやってきましたのです。


布団でぬくぬくしつつ旅番組的なものをのんびり眺めるのは、自分でもいうのもなんですが、なかなかよろしいのでは。というかHNKの番組の風情は起床に向いてます。他局だと「なんか打ったの?」と聞きたいくらいのテンションで朝からガンガンやるのでつらみがある。まあそもそもテレビを観なければ無問題と言われればそうです。


話を戻すと、『小さな旅』はもちろん好きですが、苦手な所もあります。というか、旅番組そのもので苦手な部分がけっこうある。旅番組は、役者兼ナレーターの人が名所を歩いて、その人の動きをカメラが追っていくのが基本ですよね。そして、普通に観光をしている人の合間にぐんぐん入っていきます。


そうすると、取材者と普通に観光している人の間で、立場の違いからくる微妙にかみ合わないような雰囲気が出てくることがあって、それが苦手です。「足湯ですね~。いいですね~。私もちょっと入っていいですかぁ」なんて、ほとんど独り言みたいにナレーターが話しながら観光客の間にずかずか入っていき、そのまま独り言みたいな感想をつぶやきつつ、半分演技でくつろぐ姿が映る。その周りで演技とは無縁の一般人も映っている。その人たちと比較して、かなり異様な事をしているなと感じるんです。持ち込むべきではないものを持ち込んでいる感じが、映像から溢れんばかりに出ている時もたまにあって、そういうのは観ていられないからすぐ消します。

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あと苦手なのが、取材者が唐突に誰かを取材する時の雰囲気。例えば畑で仕事をしている人とか、漁港なんかで今から漁に行く人を、「すいませーん、いま何してらっしゃるんですか~」とかアホな事を聞きながら取材をするまでの流れが苦手です。声を掛けられた人は大抵、なんだおめぇはみたいな視線をまず向けるじゃないですか。あれがほんと嫌で、ほとんど直視できなくて目を逸らしてしまう。もう少しそこは丁寧な声のかけ方ってもんがあるでしょうがと言いたくなることが多い。


取材者を中心に映像が動いていると、それを観ているこちらも、取材者に向けられる他者からの視線を受けながらの映像を見ることになる。これは自然ではありませんね。自分がどこかに旅行にいって、そんなに人の目線を惹くようなことってまずないですから。視線への恐怖とか、普段生活してて私はあんまり感じませんが、旅番組を観ていると急に映像の中での他人の目線が怖くなります。万が一、私が超有名になって顔を覚えられてしまったら、旅番組みたいに日常的にあらゆる視線を受けることになるのかと思うと、絶対有名にはならんぞと思いを新たにしたくなる。


ああ、じゃどういう映像なら大丈夫かというと、定点カメラの映像なんかは全然大丈夫です。海外の有名な通りをひたすらカメラ固定で映したりとかは問題なし。映像に人の視線が向かってきたとしてもあんまり気になりません。カメラに視線が映るのは一向に構わないんです。誰かがなにかに干渉して、それで人の視線がこちらに誘導されているのが目に見えて分かるような感じだと厳しい。


あとはドローン映像だとか、そういうのもOKです。機械的な主観なら大丈夫ということかも。あと取材者が、誰が観ても知らない人がいないくらい超有名人なら大丈夫です。鶴瓶さんとか所ジョージとかタモリさんなら間違いない。つまりこのお三方の番組は安全安心に見れるという事です。これからもお世話になります。よろしくお願いします。

 


小さな旅~光と風の四季

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