口から出まかせ日記【表】

殺しにくる夏。

甘やかされる名物。

 

行の日程とプランが定まりました。10/30から二泊三日の予定です。バイクでツーリング旅行も考えてたんですが、やめました。正直もう寒いんですわ笑。いまの時期、一時間も乗ってりゃ手がかじかんで、体の芯も冷えて来ます。これで五時間六時間連続で乗ったらどうなることやら。私はもう寒いの嫌なんですよ一生。なので、このたびは新幹線と電車を使う安全安心な旅行となります。行く場所もいたってベタな観光地になる予定。寧ろベタベタな旅行がずっとずっとしたかった。


仙台に泊るので、ついでに名物である牛タンは食べときたいところです。一時期住んでたので分かりますが、本場仙台の牛タンはやはり違う。文化として牛タンが染みついており、店に入ったときの風情も色濃いのです。もちろん有名店もいいですが、路地裏の裏のそのまた裏のほうにある、地元民しか知らない店で、ひとりしみじみと冷酒で牛タン刺しを摘まむのもいい。どこに入るかはブラブラしながら成り行きで決めたいところです。


名物といえば、私の地元にも名物があります。「円盤餃子」というやつ。皿の上に餃子が円状に並んでるんです。餃子はラーメン屋のサイドメニュー的存在ですが、こちらでは円盤餃子専門店も多く、餃子と酒類くらいしか出さない店も多い。餃子で有名な宇都宮もそんな感じですよね。

www.f-kankou.jp

ただ私は正直、この円盤餃子がまるで好きじゃない笑。パリパリッ。ジュワ~。みたいな、いかにも美味い餃子のイメージで食べると肩透かしを食らいます。実際の食感はかなりヘルシー。サクサクッとするけれど、ジュワ―とはなりません。割とモサモサしてます。もちろん不味くはないですが、美味いと言い切れるほどでもない。妙に素朴な味です。胃もたれの心配は少ないかもしれない。餃子に付けて食べるタレ自体は、酸味が効いていていい味してるんですが、「正直これ、タレの美味さが全てじゃね?」と思ったことも多々あり。

 f:id:star-watch0705:20211027185509j:plain

↑これは全然関係ない行きつけの店の超美味いチーズドリアです。

一度食べてまったく納得できなかったので、他の店のも試してみようと、老舗と言われる店を巡りきったのですが、円盤餃子に関してはほぼ全ての店で同じ感想だったのがある意味衝撃的でした。円盤にはなってないにしろ、普通にもっとおいしい餃子を出す店はいくらでもあるなというのが正直なところ。だから、なんでそれが名物と呼ばれて、リピーターを得られるのかが不思議でしょうがない。実際、今月からコロナウィルスの規制解除が進んで以降、地元の円盤餃子屋さんには列ができてます。


私が「円盤餃子」の美味さに目覚めてないだけかもしれません。が、こういっちゃなんですがね、私だって色々美味いものを食って育ってきたんですよ笑。その私の味覚が悦ばないのは事実なのです。もしかしたら、それを「名物」と呼ぶ人たちの主軸となる輪は、意外と狭いのかもしれません。限られた生活のサイクルの中で、その名物を出す店に寄って食べる習慣のある人たちがいて、あまり相対的な比較をしないまま、自分たちが食べているものに価値観を付与して肥大させる。そうして甘えられて育った「名物」が誕生し、あまり競争観念が激しくない土地柄では、味の改善がなされないまま生き永らえていくのかもしれません。味と共に時も止まってるのかもね。


余談ですが、コロナ禍の前に友人とよくあるチェーンの居酒屋に入ったんです。そこで相手が円盤餃子を頼んだんですね。おめえ円盤餃子なんてクソザコを頼むなんてよぉ、ぷぷ、などと散々ディスっていたんですが、いざやってきたちょっと小ぶりの円盤餃子をつついてみたところ、普通にカリカリッ、ジュワ―と来て、それはそれはおいしゅうございました笑。なんでしょうこの差は。もしかしたら、その居酒屋で独自にアレンジした「円盤餃子」なのかもしれませんが、私の感覚では完全にオリジナルより勝っていましたよ。


どの名物にしろ、そういう「原理」のようなものはあるのかもしれません。進歩しないオリジナルがいつまで経っても崇められる一方、そこから進歩したものは、他との過酷な競争に巻き込まれるというような。いずれにせよ仙台の牛タンは当たりはずれのない名物ですから、とことん堪能して、後々ブログでこれ見よがしにお伝えいたします🐮

 

www.youtube.com

最近聴いてそのカッコよさにちびった。名曲も聴き手も進歩していかなきゃね。