口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

カフェに貴方が馴染むまで。

 

間の三大欲求は「睡眠欲」「食欲」「性欲」といわれます。じゃあ、私の三大欲求はというと、「飲酒欲」「温泉欲」「カフェ欲」でございます。この三つを過不足なく、過剰でない程度に満たすことで、私という人間が成立するといっても過言ではない。これらが枯渇すると、さすがに人を殺めたりはしないでしょうが、下半身を露出して世間を歩き始めるといった可能性は否めない。


それはどうでもいいんですが、ちょいと前、カフェに関してインターネッツで話題になったことがありました。

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「喫茶店などで『休憩』できる感覚が分からない。むしろ落ち着かなくて、すぐに店を出たくなる」という方、結構いらっしゃるようですね。そもそも、自分の家以外で「休憩する」という感覚がピンと来ないという人もいる。興味深い話だなと感じました。


あくまで私個人の感覚ですが、「喫茶店で休憩する感覚が分からない」というのは、なんとなく分かります。ただ、私の場合、行き慣れていない店に入ったときなどに、まだ馴染めないからそう感じるんだと思うんですが、一度そこを気に入ると、寧ろ、「その店で休憩したい」という気持ちが頻繁に湧くので、「休憩する感覚が分からない」とは、だいぶ異なるのでしょうね。


そもそもの話、「喫茶店での休憩」と「家での休憩」って、かなり違う気がします。家での休憩は、なんかこう、「でろーん」としてるというか笑。もう好きなだけ自分を崩してしまってOKなわけですけど、喫茶店で休憩となると、崩してはいけない何かがしっかりとある感じ。その何かとは何か。まあ、その場の雰囲気や調和を崩さない姿勢のようなものですか。私もカフェでは背筋が伸びる感じがありますね。

 

 

改めて、なぜ自分が喫茶店で休憩するのが好きなのか考えてみたんですが、もちろん美味しいコーヒーが飲めることは大前提。でも、それ以前に、「ここに自分がいることが相応しい」と考えているからじゃないかと思うんですよ。かなりナルシスト的な感覚かもしれない笑。そのお店でコーヒーを飲んでいることが、自分にとって妙に「しっくりくる」ような感覚。これが、喫茶店と自分を繋ぐ「絆」として働くのだと思います。


この絆をどうやって築くのか。個人的には「反復練習」しかないんじゃないかと思います。私はある年齢になったときに、「物怖じせずにいろんなお店に入れるようになりたい」と思い、練習として、まず喫茶店に一人で入れるように頑張ってみたんです。初めのうちは老舗の喫茶店に入っても場違い感が半端なく、隅っこの席でひとり、サウナ人間になってました笑。ただ、いろんなお店に通って汗を流したおかげで、今は大体どんな店も入れるようになり、「弱点」がひとつ消えました。


そんな苦労するくらいならスタバとかで充分という人もいるでしょうし、私もそれは全然いいと思います。ただ、チェーン店のように簡単にアクセスできる場所を選ぶことが、案外、「喫茶店で休む感覚が分からない」へ繋がってくるのかもしれない。ちょっと高い敷居をあえて上り、堂々と居座って休憩する自信を身につけること。これができるようになってから、私自身は色々とラクになりました。「休憩」の幅が広がったという意味で。


そして、大事なことですが、どうやっても馴染めない店はあります。すると、馴染めない自分が悪いような気がしてきますが、それは貴方が悪いのではなく、貴方を馴染ませてくれないお店が悪いのです。そんなお店とはおさらばして、さっさと次のお店にいきましょう。貴方に馴染むお店はきっとある。こういう、思考の切り替えを教えてくれたのも喫茶店です。カフェは私の道場でございます。

 

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スタイル・カウンシルはいま聴いてもめっさオシャレ。