口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

「募金お願いしま~す」がすごく苦手。

 

昨日はバイクの点検に3時間かかると言われ、時間を潰すために街の中をうろついてみた。

 

star-watch0705.hatenablog.com

 

 で、駅の前までやって来ると、これはどうしたことだろう。あっちでもこっちでも、高校生ぐらいの若い子たちが「募金お願いしま~す」と声を張り上げている。だいたい56人くらい横に並んで、タスキみたいなのを肩から掛けている。真ん中に立つ男の子が募金箱を持っている。みんなのキラキラした熱い視線がこっちを向いてくる……。

 

この、「募金お願いしま~す」が昔からすごーく苦手だ。なんだろうあの「募金お願いしま~す」ボーイズ&ガールズから発せられる圧迫感は。これが一組ぐらいなら、その前を息を止めて通過すれば何とかなるけれど、その日はどこもかしこも「募金お願いしま~す」で溢れている。ちょっと、いたたまれなくなってその場をとっとと逃げ出した。

 

あとで調べると、どうやら「第73回赤い羽根共同募金運動」101日から始まったらしく、その街頭募金のキャンペーンに若い子たちが動員されたわけだ。ご苦労様です。でも、ケチをつけるわけじゃないけど、その子たちにとっては学校で勉強していた方がよっぽど有益じゃないだろうか。

 

f:id:star-watch0705:20191001203817j:plain

 

募金は決して悪い事じゃないからどんどんやるべきだと思う。ただ、こういう大々的なキャンペーンを展開する募金活動が苦手だ。そもそも、大掛かりな宣伝が募金活動にそこまで必要なのだろうか。今は街頭に誰かが立たなくたっていい。SNSのタイムラインにでも情報を流せばいい。そんな情報が無くても、募金する意思のある人は、勝手に募金先を探し出して募金するのではないか。

 

キャンペーンが大掛かりだと、募金をしたところで、困っている人に届くわけじゃなく、キャンペーンの運営資金として消費されるだけじゃないのかという邪推も生みやすい。というか、実際に募金の一部は活動資金となっているだろう。いってみれば、それは「募金ロス」だ。もっと効率的な宣伝活動ができれば、運営コストを募金に頼らず、本質的な支援活動の方へ回せるのでは。

 

その日は時間があったので、遠く離れた安全なところから「募金お願いしま~す」の子たちを30分ぐらい眺めていたのだけど、はっきり言って募金箱にお金を入れてくれた人は、10人もいなかった。そもそも単なる街頭の人間に期待するのもおかしいことだ。若い子たちには申し訳ないけれど、ただの徒労という感じに映るし、コストや労力削減のために、無償で学生の時間を使おうとする、大人のやり口も見えてきて、不憫だった。

 

ところで、普段私が一番募金するのは、スーパーとかコンビニのレジの横にある募金箱だ。釣銭が5円玉とか1円玉しかないときは躊躇なくその箱に突っ込む。財布が小銭でパンパンにならずに済むし、募金もできて世の中のためになる。一石二鳥だ。募金に人間なんていらない。箱さえ置いてあればいい。

 

 

【幅12?】アクリルスライド募金箱 クリア POP差し付 鍵付

【幅12?】アクリルスライド募金箱 クリア POP差し付 鍵付