口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

人がいないところを目指す。

 


West20 奥田民生「すばらしい日々」

 

がいないところに行こう、というのが最近の共通認識になってきた感じがします。もうすぐ桜も咲きますが、東京都内の公園では宴会の自粛要請がかかり、お花見ができません。集まりたくても集まれないのです。

 

わたし的にはウィルスが怖いのではなく、「ハズレを引きたくないな」という気持ちが強いです。万が一、どこかに出かけてウィルスに感染した場合に、「なんでそんな所に出かけたんだ」「みんな出かけるの我慢してるのに」とかなんとか、知らない人間からどうこう言われるのが嫌だし、「あの家の息子さんがコロナに罹ったんですよ」なんて、近所中の噂になったらめんどくさい。

 

ウィルスより、それに対する警戒感からくる、人間の意識の方が怖いなと思います。人間の行動の方が読めません。人間の恐怖感はウィルスより感染力が強い。中にはその恐怖感を、自分の利益のために利用する人間すら出てきていますね。ウィルス対応の核心とは、ウィルスそのものより、恐怖をまき散らす不安定な人間の行動を抑えることにあるんじゃないか。そんなことを想像したりしています。

 

話が変わって、ちょっと自慢話になってしまうかもしれませんが、田舎に住んでいて、バイクを所持している私にとって、コロナウィルスの感染を避けて楽しむ方法は、いくらでも思いつきます。バイクというのは、人との接触が限りなく少ない乗り物です。しかも、ヘルメットにグローブ、ブーツを着用しているわけで、これが防護服的な役割も果たしますし。

 

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コロナウィルスへの感染は、飛沫感染と接触感染の二つが感染源になるわけですが、これは服装と、出かける場所を工夫すれば大概は避けられます。バイクの場合、服装でまず飛沫感染と接触感染が防ぎやすいですし、出かける先も、人と接触しにくい場所を選べば済む。遊園地に道の駅、温泉といった、いかにも接触が多い場所は避け、人と人との距離感が取りやすい、広大な場所を目指すのが良いと思います。

 

www.kantei.go.jp

 

すると、海、湖、山。自然の風景を眺められる場所が候補に挙がります。こういう場所はバイク乗りにはお馴染みです。いや、バイクに限らず、車でのドライブやロードバイク、長距離のジョギング等、ひとりで外に出かける趣味がある人は、こういったランドマークを目指す傾向があるのではないでしょうか。

 

現に、こないだ天気が良かったので、地元のダム湖へバイクで出かけたところ、そこらに佇む人たちは皆、バイク乗り、自転車乗り、ソロの走り屋、ランナーばっかりでした。特にそれぞれに交渉があるわけでもなく、距離を取ってベンチに座り、ダム湖の水たまりをぼんやりと眺めているわけです。ひとりの世界に入り込んでいるわけですね。

 

そして時間が経てば、またひとり、静かにどこかへ走り去っていく。こういう感じ、私は大好きなんですよね。外出は、別に大きなイベントにしなくてもいいわけです。せっかく出かけるなら盛り上がらなくちゃみたいな感覚、今回のウィルス騒動を契機にして、見直すのもいいかもしれません。ひとりでどこかへ出かける理由となる手段を用意し、ひとりでも出かられる場所を普段から探しておくこと。この二つは、セットで準備しておくといいと思います。