口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

お金を使わず楽しむためのコスト。

 

っても図書館が好きなんですが、いま行くのは危うい感じがします。対面かつ手渡しで現物の貸し借りをするとか、なかなかリスクのある行為です。まあ、そんなこと言ってたら買い物すらできないだろとは思うんですが。それに、図書館がそもそも開いてないパターンが多いのです。私の住んでいるところだと、市立図書館はだいたい閉館中。県立図書館はだいぶ業務を縮小しながらもやっております。

 

その県立の方では、一度に借りれる本を20冊ぐらいにまで増量しているらしく(普段だとちょうど10冊くらい)、それを聞いて「お、行ったろか」と一瞬思ったんですが、でもなぁ、欲張ってたくさん借りたところで読み切れずに持て余しそうだ。それに、自分の部屋を改めて見渡すと、買ったまま途中でほっぽり出して埃被ってる本もあるわけで、こういうのをステイホームな今の時期に、もう一度トライしておくのもいいんじゃないかとも思っています。

 

昔買った、ちくま文庫の芥川龍之介全集なんかもほぼほぼ手付かずなのです。なんで買うつもりになったのかさっぱり覚えてません。全集の一つや二つ持ってないとロクな人間にならないとでも思ったんでしょうか。持っていたところでロクな人間になりませんでした、神よ。まあ、とりあえずはこの芥川龍之介全集読破に取り組もうと思っております。全国の皆さん応援してください。

 

  f:id:star-watch0705:20200415111833j:plain

 

本だけじゃなく、部屋の中には昔の自分が買った暇つぶしの道具がいくらでもあります。新しいものを買わなくても、しばらくは楽しめそうだし、それに飽きたらインターネットを眺めれば済みます。暇潰しってすごく安あがりになりましたよね。でも、ネットを眺めているそのパソコンとかスマホは、過去にお金を払ったものか、現在進行形でお金を支払い続けているものです。なにが言いたいかというと、お金をかけずに楽しめる状態は、コストをかけているから得られているわけです。

 

もっと詳細にいうと、「コストの効果が長引くものに投資をすると、長いあいだ低コストで楽しめる」ということですよね。過去に自分が何に投資したかが、現在に影響を与えていることを、ステイホームな今の時期だからこそ実感しやすいんじゃないかと思います。例えばもし、昔の自分が本とかじゃなくて、ギャンブルなんかに投資していたとすれば、現在、読み漁れるほどの本が部屋にあったかどうか分かりません。過去の自分が選択した投資のおかげで、今の自分も楽しめているわけです。

 

この感覚を取っ掛かりとすれば、将来の自分に何を楽しませるか、逆算して考えられるようにもなるんだと思います。私の場合は、興味のある楽器を購入して練習するとかですかね。長いスパンで取り組める習慣や、一時の流行り物ではないアイテムを購入する形で投資できそうな気がします。まあ、途中で飽きちゃったりなんていくらでもするわけで、将来の自分を自在にデザインするなんてのは烏滸がましいことでもありますが。

 

ということで、世の中どう転ぶか分かりませんから、とりあえず節約生活は念頭に置いておきつつ、未来の自分が満足しそうな何かに手を付けておくのはいいかもしれません。語学とかいいんじゃないかな。いっそ滅茶苦茶マイナーな言語とか勉強してみようか。Ho joang?(南部ソト語で「いかがでしょうか?」)