今年も慌ただしくハロウィンが過ぎ去っていきました。皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。私はなんにもしてません。焼酎のお湯割りで一杯やりながら、時々外に出て、満月を愛でてました。そういや、ハロウィンの日に満月になるのは珍しいことらしく、次回は38年後だそうです。
けっこう先だなと思うし、いや、案外すぐだなとも思います。単純に今の自分の年齢を、そのまま積み重ねてみると考えれば、そこまで遠い未来でもない。70代ぐらいの自分は一体どうなってるんでしょう。もしブログを続けていたとしたら、「あ~、そういや38年前にハロウィンの記事書いてたわ。あれから38年経ったんだホントに。うひょひょ」とかほざいてるかもしれません。
年をとるというと、アラサーやらアラフォーだの本気なのか洒落なのかは知りませんが、年の節目に差し掛かるのをわざとらしく受け取る感じが定着している気がします。就職とか婚活関連なんかでいうと、年齢はシビアに捉えられて、自由が効かなくなるのが現実的なのは分かるんですが、そうはいっても子供っぽい感覚だなと。
私は「年をとることは強くなること」と単純に思っています。技術なり知識なり、ある種の心構えなり、そういうものは時間を掛けなければ得られません。なので、年をとることを悲観するのは、そのこと自体を悲観してるのではなく、その人が自分の強みを得ていないというのが真意ではないか、と想像したりします。
あ~、あと、個人的に年をとってよかったと思えるのは、「色んなものが勝手に治った」からなんですね。なんで治ったかよく分かんないんですけど。まず脇汗が治りました。若いころはすごく脇汗をかいていて、夏場なんかは服の上からもろに透けるんですね。これが私の青春時代にそこはかとなく暗い印象を散りばめている(笑)。女性が使う脇汗パットを、一年中Tシャツの内側に張り付けてましたね。
これが30代間近になったころ、ぴたっと収まりました。汗腺が衰えたんでしょうか。すっかりさらさらになりまして、脇汗パットから解放されました。嬉しかった。それとちょうど同じ時期ですか、20代の前半ぐらいから悩んでいた「逆流性食道炎」の症状も急に収まってきました。
主治医の先生が「年取ったら自然と治るよ」とか言っていてホントかよと思ってましたが、マジでした。嬉しかった。あとはニキビとか、体によく分かんないポツポツが出てくるとか、子供のころから苛まれていたものに、ここ数年でほぼ無縁になりました。治ってないのは花粉症ぐらいですか。それでも今まで生きていて、現在の自分が一番健康です。
だから、あの年齢に戻りたいっていうような感覚は今のところないです。若いというのは寧ろ、余計な負債を感じさせるからです。いまが一番自由でストレスがありません。体が軽いのです。あ、すんません、そういや朝から全裸でした。
The Birthday Party - Nick The Stripper (1981)