口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

夏の魅力を書こうとしたら暑さに負けました。

 

だ意外と朝のうちは涼しく、朝七時ごろだと半袖を着て会社に行っていいものか迷うほどのひんやり感です。しかしそれは罠。朝九時ぐらいから猛烈に暑くなって、「アチイヨ~」と呟くしかなくなります。じき精神も暑さに支配され、来客があり、「お待ちしておりました」なんて挨拶してる時も、内心では「アチイヨ~」としか考えてません。そのうち「アチイヨ~」と挨拶しそうでマズいと思ってます。


話が変わりますが、このまえバイクで田舎を走ってた時のことです。おい、そもそも田舎に住んでるやつが田舎呼びするのって生意気かよと思うかもしれませんが、覚えておくがいい。田舎には深度があるのです。いくら田舎の光景を見慣れた私と言えども、「なんだこの田舎……」と絶句するような場所が点在している。いわば超越的な田舎です。


周りは半ば野に埋もれた、田んぼや畑「だった」土地。空気にはうっすらとどこまでも牛糞の香り。すっかり掻き消えたセンターライン。ちらほらと見える建物は、住居か廃墟かの区別もつかない。古めかしいトタン屋根に蔓草が這っている。なかば朽ちた鳥居。タバコ屋の廃屋。四時間に一度来るバスの待合場所に顔のない地蔵。空は重く湿った感じの曇天。そんな、田舎というよりこの世の果てみたいな場所で走っていると、気力が少しずつ削られていく感じでした。


雷もゴロゴロ鳴り始め、うわぁ、家に帰るまでに一雨食らうだろうなと、心から諦めていました。ところが意外。急に雲が割れ、その合間から太陽の光と、さわやかな青空が覗いたのです。世界が一変しました。廃屋や野晒しの看板に光が充ちて、一瞬で浄化されたようになり、あたりが突然魅力的に映りました。いってみれば、ジブリ映画的な夏の光景が急に現れたわけです。

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ちと話がズレますが、古今東西ジャンルも関係なく、夏を舞台にした作品って多いですよね。例えばジブリの映画で夏が舞台の作品というと、となりのトトロ、魔女の宅急便、おもひでぽろぽろ、紅の豚、耳をすませば、千と千尋の神隠し、あたりですか。たまに無性にジブリの映画を観直したくなりますが、それは映画の内容を確認したいというより、その映像の中にある「朽ちない季節感」を眺めたいからだと思います。だから真冬にとなりのトトロなんか観て、田舎の夏の光景を目にすると、精神が悶えますよ笑。


夏の田舎が魅力的に映るのは、長い間に培われた人間の通念でしょう。夏となると田舎を求めるのは(リアルでも創作であっても)、夏は田舎に帰ることを自然と念頭に浮かべる人が多いからでしょうし、夏は旅行の季節でもあるわけで、海や山など、自然に近づくことが多くなる。それはもちろん、いつも見慣れているのとは違う風景との出会いや、新鮮な体験をすることに繋がってくる。夏は人にとって、大きな「切り替え」のイメージと重なるんでしょう。


服装もすっかり半袖に切り替わるし、夏しかできない行動がある。海で泳ぐのだって、特別な趣味が無い限りは夏限定だし、スイカを食べたりとか、盆踊りとか、とにかく夏だけしかできないことが多いです。それまでの生活と切り替える部分が多いからこそ印象が強く残り、無数の人々のなかで思い出として蓄積する。それは一種の憧憬として世代を跨ぎ、共同幻想のようになるのでしょうね。




……うーむ、皆様。ここまで書いてある内容がご理解できますか。え~正直いうとですね、今、自分でざっと読み通してみて、「なに言ってんだこいつ」と自問自答しております笑。前の段落までは前日に書いていて、この段落から記事の投稿日に書いており、要は一晩寝かせてみたわけですが、なんかおかしくないですかね笑。まあ、せっかく書いたので投稿してみますか。正直な感想を頂けたらと思います。ところで今、部屋の室温が34度です。昨日も大体同じくらいでした。七月まではエアコンを使わないというマイルールを実行中ですが、暑さのあまりブログの内容が支離滅裂を極めるようなら、エアコンを使用開始したいと思います。今後、「なに書いてあるか分かんねえぞ」と思ったら、コメントでもブックマークでもいいので気軽にお伝えください。では、水風呂に入ってきます。

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『千と千尋の神隠し』で、千尋が海に伸びる線路を歩くシーン。好きな時にここだけ観るためにDVDを買いました笑。