口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

明日のためにあなたを褒める。

 

ないだ職場の同僚から、「ほしさんって、褒められるのって好きですか?」と唐突に聞かれたんですが、答えようとしたら唾液が器官に入り、ぼえぇ~、ぶぐふッとなったため、「あ、大丈夫ですよ。すいませんでした」と謝られてしまいました。落ち着いてから改めてその人に、「すいませんさっきの話ですが、まあ~好きっちゃ好きですけど~。ぬ~ん。ま、褒めるならなんか寄越せってノリですね。カネでも酒でも」などと答え、反応をみました。


すると彼女は神妙な顔をして、「私はダメなんですよ。褒められると。その褒められたことで自分の責任が上がっちゃう感じで、プレッシャーになるんで。褒められたことについては、いつもいつもなんかこう、一定のレベルを出さないといけないのかなって。そう自分の中で思いこんじゃって、そういうのが増えていくと、ちょっと厳しくなってきて。あの、こないだ蕎麦を食べに行ったんですけど、蕎麦の食べ方がきれいだって言われて。いやそんなことないないないって言ったんだけど、いや、きれいきれいって言われて。それからパ」

 

そういえば、仕事の上で誰かを褒める頻度が増えてきた感覚があります。急に増えたというわけではなく、社会人になって10年ぐらいの間に、グラデーション的に褒める頻度が濃くなってきたような感じ。逆に怒る頻度は増えてません。というか、会社で怒ったことってあんまりない。あとから、「あの時ってほんとは怒った方が良かったのかな~」とか思い起こすぐらいです。


褒める頻度が増えるのは、社会人なら一般的な慣習であるのか、私にはよく分かりませんが、もしかしたら職場の風土にかなり影響されるのかもしれない。そう考えると、確かにこれまで働いた職場は、社員同士で褒めるところは褒め合っていたような感じです。人の流動性が高い職場が多かったので、褒めなければ次の日、目の前にいる人がここにいるかどうかも分からない。だからこそ褒める。抽象的にではなく、なるべく具体的に褒める。職場を存続させるために、褒める文化が定着していた感じがします。

 

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いま働いている職場もそれなりに流動性があります。私と気の合った人も、会社の方針への不満だとか、たまたま体の不調が訪れる時期に見舞われたりして、辞めていきました。いま全社員のうち、女性が7割くらいになっています。うーん、これどうなんだろう。私は働きにくさを感じてませんが、私が感じられない女性同士での働きにくさもあるのだろうなと、少し気になっています。


とりあえず、会社にすっかり馴染んでいる(ようにみえる)社員は、流石、みんな褒めるのが上手いです。私なんかぜんぜん下手くそですよ。「いいっすね~」「うお~、流石」「その感じで、いっちゃってOKで~す」とか笑。テレビ局のADみたいな妙に軽い褒め方ばっかり。一方、褒め方が上手い人は、その人なりの「型」がありますね。しかも、相手の性格や状況によって使い分けができている。


こうした方がいいという提案をしつつ、その方法も素晴らしいから私も参考にさせてもらいますね、みたいな柔らかい言い方もあれば、マシンガンのように褒めるところと褒められないところを、正確に理路整然と伝える言い方もあり、毎日とても勉強になります。業務の内において誰かを褒める行為は、当然ながら提案や要求を伝える事とセットになっているわけですが、その方法にしても、それぞれの人がどのようにこれまで生きてきて、どう人と接したり、働いてきたか。そういったものの結実を、誰かを褒めているその姿にみることもできるのではないでしょうか。


そう考えると、私はもっとちゃんと真面目に洗練された褒め方をせにゃならんですな。まずは言葉遣いから直さないと。「その感じで、いっちゃってOKで~す」じゃなくて、「はい、それでよろしいかと思います。流石ですね」なんて涼しい声で言ってみたいぜ。「なるほど、承知しました。ただ、私としましては、この方法がいいかと思いまして、お時間があれば試していただければと……。でもこちらの方法、私、あまりなじみが無かったので、とても勉強になりました。参考にさせて頂きます」とか。笑。なんにせよ、皆さん明日も頑張りましょう笑

 

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