初詣、もう行かれましたか。私は4回ぐらい行きました。いやいやいや、新年いちばん最初の参拝が初詣で、2回目以降は初詣もなにも単なる参拝じゃないですかとか言われそうですが、私の中では成人の日あたりまで寺社への参拝はオール初詣という括りです。お賽銭も大判振る舞い。タイパ&コスパ無視の信仰力ですわ。
バカなこと言ってないで本題に入ると、いま、コスパとタイパって言いましたが、「コスパいいよね」とか、日常会話では割と聞くけど、「こっちの方がタイパええよ」とか普段の会話で聞かない気がする。ちなみにコスパはコストパーフォーマンス。タイパはタイムパフォーマンスの略です。私は正直、言葉としてあんまり好きじゃない。「パフォーマンス」って言葉自体、なんかイラッとくるのです笑。
どちらかというと、いま流行ってるのは「タイパ」の方でしょうか。若い人ほどタイパを重視すると、どこかしらで聞きました。ブラックな環境が蔓延るなか、なんとか捻出した自由時間でなにをするかとなれば、タイパを意識せざるを得ないでしょうから、現実のシビアさから浮かび上がった言葉とも言えるでしょう。言葉としては嫌いですが、憎むべきは、その言葉が照らしだす生活環境や社会ということになりますか。
タイパと言えば、
タコスカ (id:kefugahi)さんが前にタイパについて記事を書かれていて、しかも、
タイパ・・・いわゆる退夢派腐王万素（タイムパフォーマンス）と言うやつである。
と、禍々しく当て字されてて思わずヤクルト吹きましたよ笑。上の記事の内容をちょっと拝借すると、タイパ重視で生きてると、たとえば映画なんか拘束時間が長いし、配信動画と違って倍速再生もできないから、タイパの良くない趣味だという考えになるわけです。ところで、そういったタイパ重視の人に対する根本的な疑問があります。「そもそも、タイパを稼ぐ理由ってなんですか？」ってことですね。
タイパを重視することに目的がある（他に時間をかけたい趣味や仕事があるなど）、あるいは背景となる原因（自由時間が限られるとか、その人の障害特性による集中力の欠如といったもの）があるのならば分かります。が、これといって理由もないタイパは、時間を意味もなく早送りしたり、なにかを体験することを諦めることです。それって意味不明で怖くないですか。もしかしたら、周りがタイパにこだわるから、自分もそうしなきゃならないんだ、みたいな「洗脳」でしょうか。
逆に、「したたか」だからこそタイパを重視する、というのなら分かる。学校の友人や会社の同僚と話を合わせるために、タイパを重視して倍速でもなんでもいいからドラマやアニメを観て、話は適当に合わせておく。そうしてタイパを稼ぐ真意は別にあり、本当に自分が好きなことのためにコツコツとやる時間を捻出するためのものであるとすれば、それこそ、ちゃんと現実を見据えるパフォーマンスに優れた人だと思います。
てことで、タイパ無視の曲貼っときます。
