ある瞬間に、ふと我に返ることがある。すると、今まで別に何とも思っていなかったものに、急に違和感を覚える。皆さんもそういうことあるでしょう(断定)。私もこないだ家でうつらうつらしていたら、急に意識がクリアになり、それから周りを見渡すと、違和感の渦に飲み込まれた感じになった。
改めて観察すると、うちにはヘンなモノが多い。なんでこんなものを、玄関先に堂々と置いていたのだろう。または、仏壇や神棚に並べたりしていたのだろう。いやまあ、それをそこに置いたのはそもそも私なんだけども。それで、今回は勝手ながら、家に数多ある「ヘンなモノ」のほんの一部を公開させていただく。我が家の狂気を思い知るがいい。
①コブラ使いの木彫り像
玄関の棚の上に堂々と置いてあった木彫りの像である。接着の跡が無いため、一本の木から彫ったものだと考えられる。いったいどこぞの変態(誉め言葉)が掘ったのだろう。リアリティーを感じるのは、笛を吹く男とコブラの間合いである。コブラに襲い掛かられても、とっさに逃げられる距離を保っているのだろうか。ターバンを巻いた男の表情は涼やかだ。命がけの稼業に慣れ親しみ、もはや達観に至ったのか。しかし、なんでこんなものがうちにあるんだろう。よく分からない。
②南国風の女性像
これをブログのプロフィール画像に使っている。全体はこんな感じ。素焼きの壺を持った女性が、向こうに目線を向けながら微妙なポーズをとっている。村一番のイケメンでも見かけたのだろうか。なんとなくいい感じの雰囲気ではある。木彫りの枠に、ジグソーパズルのように型を嵌めて作られている。だんだんパーツの一部がポロポロ取れてきてしまった。しかし、なんでこんなものがうちにあるんだ。お母さんならきっとなにか知ってるはずだ。今度お母さんに聞いてみよう。
③玉乗り猛獣
玉に乗る大型ネコ科動物。トラ? ライオン? よく分からない。デフォルメが効いているが、玉の上で重心を維持する脚の置き方にリアリティがある。前から見た表情が何ともいえない。猛獣の心のうちによぎるものとはなんだろうかと、つい考えてしまった。そういえば、サーカスを見にいった記憶が無い。いや、これも私が忘れているだけかもしれない。お母さんならきっとなにか知っているはずだ。しかし、いくつになってもお母さんが頼りだ。
④象セット
サークル・オブ・ライフ Circle of Life 【ライオン・キング】
※まだまだ家にはヘンなモノがたくさんあるので、気が向いたら紹介させていただきます。