口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

カレーと味噌汁の話。

近は約20分以内でカレーが作れるようになってきましたよ。ポイントは野菜を細かく刻むことと、その野菜をレンジでチンしておくことです。さらには肉を使わずに、サバの水煮や大豆で代用することで、煮込む時間もかなり省けますし、ヘルシーなカレーに仕上がります。


まあ、それはどうでもいいとして、カレーを作ったときは、おかずを別に作るのがめんどくさい。でも、カレーだけではどうも寂しい。とりあえずサラダか野菜炒めを作り、あともう一品作るとしたら、味噌汁ですかねぇ。わかめと油揚げの味噌汁をパパっと作って添えたりします。


この「カレー+味噌汁」というのは、けっこう論争のタネになっているらしく、ネットで検索すると、「カレーに味噌汁をつけるのは無しだろ」「いや、俺はアリだと思う」「いや、ありえない。絶対合わない」「なんだてめぇ、表出ろ」みたいな、不毛な争いが続いているように散見されます。

 

実際に友人と、カレーに味噌汁をつける是非について話したこともありました。その友人は、「カレーに味噌汁はあり得ない」派でした。なぜそう思うのか聞いてみると、その友人は「だって、カレーも汁物だから」「だって、作り方がどっちも似てるから」「だって、味噌じゃん」と、だってを連発しながらその理由を語るのです。

 

カレーも汁物で、さらにそこへ汁物を添えるのはどうかというのは、まあなんとなく分かる。和食は一汁一菜が基本で、おかずの要素が被らないですから。それに、「カレーに味噌」という組み合わせ自体、拒否感があるかもしれません。日本人にとってカレーとは、「インド由来の汁物」という捉え方であり、つまりカレーライスとは、「インドの汁ご飯」という形態になると。そこに、日本の味噌汁がよちよちやってきたとしても、「お前はいったい何様のつもりだ」と、立つ瀬がないというのが、現状なのでしょうか。

 

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と言いつつも、牛丼屋や市役所の食堂でカレーライスを頼むと、有無を言わさず味噌汁が付いてきます。個人的にはこういう、カレーについてくる味噌汁が好きなので、家でも同じようにしているわけです。なぜ好きかといえば、食事中に一息つけるからです。なにか一つのものに向かって息をつかずに邁進するのが私は大嫌いです。それは食事中も同様で、カレーしかないと、カレーにだけ食欲を集中することになる。それを客観的に眺めると、なんだか汚らしいなと感じるのです。

 

かといって、「じゃあ、カレーにキムチ鍋をつけようか」となると、これはアウト。これだと、どっちがメインかわかりません(そもそも合わないし笑)。あくまでも、メインの料理を邪魔しない程度の存在感で、ボリュームが無いものがいいんです。そういう意味でも味噌汁というのは理にかなった、気の利いた一品なわけです。味噌汁でないなら、選択肢としては他にはコンソメスープぐらいしかないですよ。

 

あと、舌を休められるのがいいです。特に辛いカレーを食べていると、辛さが舌にずっと残ります。その状態でカレーを食べ進めると、明らかに舌にダメージが蓄積している感じがするわけです。味蕾が悲鳴を上げている。いったん舌を元の状態に戻したい。そんな時、ただの水ではダメ。舌を洗うには、カレーとは別種の旨味を含んだものが必要ですが、これがですね、あまり熱くなくて、濃くない薄い味噌汁なら最適なんですよ。

 

おお。そろそろまとめると、私にとっては「カレーに味噌汁が付く」のは、全然アリです。全く問題ない行為です。というかむしろ、どんどん布教していきたいと思っております。「カレー&味噌汁推進協議会会長」のほし氏です。よろしくお願いいたします。