口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

地元民、地元を知る。

 

今週のお題「外のことがわからない」

 

ばらく旅行できないですよね。まだウィルスも怖いけど、今どこかへ車で旅行に行って、「あ、こいつ、県外ナンバーや」なんて因縁をつけられたりとか、しょうもないことに巻き込まれるぐらいなら地元で満足するほうがいいかな~なんて思います。ああ、地元といえば、今でこそ地元の名所に行くのが好きになりましたが、20代の後半ぐらいまでは、地元の事があんまりよく分かりませんでした。ようやくここ5年くらいで、地元になにがあるのか把握してきたなという感じです。

 

地方在住者なら誰でもそうってわけじゃないでしょうが、私の家では、家族で旅行だとなったときは、間違いなく県外に行く事を意味しました。県外の温泉、遊園地、水族館なんかに行くのが普通。地元の観光地に行くのは、親戚が実家に訪ねてきたときなんかに限ります。それも、楽しむというよりは確認するみたいな。「うわぁ、懐かしいね~」みたいな感想を得るために行く感じでしたね。

 

大学進学と共に地元を離れてしばらく暮らすことになり、地元の事なんてまったく眼中にないまま20代に突入してずるずると過ごし、26歳ぐらいになってから地元に戻ってきました。それまで、そこそこの都会に住んでいたせいか、自分の中でよくわかんない虚脱感がありました。とりあえず、うわぁ、空が広いなぁと思いました。

 

地元で適当に働きながら、なんでそうしようと思ったのか覚えてませんが、地元の観光パンフレットを集めて、そこに書かれてる観光地とか名所を徹底的に巡るようになりました。それまで住んでいた場所とのギャップが大きいので、逆にそのギャップを受け入れようとしたのかもしれない。あと、東日本大震災の直後だったので、地元の様子がどうなっているのかを改めて確認したかったのかも。

 

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これが意外とハマりまして、へぇ~、地元にもこういうところがあるんだと、再評価というか、見る目が変わったんですね。そのうち職場で仲良くなった人に、「今度、クルマ出すから一緒にどっか行かないか」と誘われるようになりました。車を出すということは、高速に乗って県外のどこかに行くことを想定してたんでしょうが、あえて私が地元の観光地をおススメすると、浮かない顔をしつつも連れて行ってくれました。それから「地元に詳しい人」みたいな評判を得ました(笑)

 

その後、「今度、親戚の子供が遊びに来るんだけど、近場でどっかいいとこないかな」なんて聞かれたら、あそこがいいですよなんて教えるようにもなりました。ただ、別にそれで調子に乗ってたつもりはないです。というのは、私より地元に詳しい人なんて、実は職場にぞろぞろいるんですよ。でも、その人たちは自分が知る地元の穴場を他人にはまず教えないんです。ひとりひとりが、心のうちに隠している穴場をもっているわけなんですよ。

 

あとこれは私の主観ですけど、やっぱり若い人ほど地元にある店とかよく知ってるなぁという印象です。カフェとか雑貨屋とか古着屋。こういうお店の情報は、自分より若い子に聞くのが一番だなと。地元を離れず、デートなんかを地元の街ですることが前提なら、詳しくなるのは当然だなと思います。自分より若い人に教えてもらった店の常連になったりとかもありましたしね。

 

……内容が微妙にグダグダしてきたんでそろそろ終わりにしますか(笑)。外に旅行に行けないなら、あえて内側に旅行するというのもいいんじゃないでしょうかね。地元で行ったことのない場所も案外多いはずです。そういう場所を練り歩いているうちに状況も変わって、いつの間にかどこにでも行けるようになっていればいいですけどね。