なんだか睡眠の質がとても良いです。いや、そもそもそんなに悪くもないんですが、ここんところは目ざめた時に、「すごくよく寝たなぁ」と自分でも実感できるほどです。おかげさまで日中は昼寝とか全く必要ないですが、その代わり就寝時間がどんどん早まってきて、最近はヘタすると夜9時には眠くて眠くてたまりません。
睡眠の質と関連するのか知りませんが、夢の内容を割と鮮明に覚えられるようになりました。以前だと、たまにみる一部の夢を除いて、朝起きるとさっぱり覚えてない感じだったのが、最近では夢の内容を時系列的な流れで回想できることが多いです。
思い返してみて改めて気が付くのは、夢の中のほとんどの登場人物は現実で会った事がある人です。家族だったり友達だったり、たまに芸能人なんかも混じってたりします。こないだは細川たかしが夢に出ました。あと、場所とかシチュエーションも、過去の出来事から借りてきたような既視感があり、学校の教室とか、今はもう人手に渡っている祖母の家なんかが、よく夢の中に出てきます。
夢の怖いところといえば、唐突に会いたくない人物に会わせられることですかね。夢を思い出せるようになってから、会いたくない人物が出てくる頻度が多いことに気づきました。それも、自分がその人にもう二度と会いたくないと思わされた際のシチュエーションを、多少変形した形で再体験させるような夢であり、つまり悪夢に近いわけですが、そんな夢を見た翌朝は「よく寝たなぁ」と充実している。どういうことなのか分かりません。
それと、現実で会ったことの無い人が、夢の中にちらほらいます。夢の中でしかお目にかからない人がいるんですね。しかも、逆にそういう人の方が印象に残っているし、夢の中であっても、現実と差が無いほど生々しいやり取りをしていたりします。
その中のひとりにある女性がいます。名前は分かりません。たまに東南アジアかどこかへ、家族か友達と旅行に行ったみたいな夢を見るんですが、現地のホテルのロビーにその女性が毎回いるんですね。日本人なのか現地人か分かりませんが、日本語が普通に通じます。チェックインに戸惑っていると、その小柄な女性が現れて親切にしてくれるというのが、いつものパターンです。
で、女性の案内についていくわけなんですが、女性は何故かロビーから外に出ていき、ごちゃごちゃした売店が並ぶ市場みたいな場所を抜けて、途中で養殖池みたいな所に寄ります。そこで女性がナマズみたいな魚を買い、水が滴る魚を片手にひっかけたまま、ボロボロのアパートみたいなところに行くわけなんです。
女性が鍵を開けてある部屋に入ると、空間が飛んで、私の自宅の居間になっており、そこに自分の知っている人がランダムで出現します。で、女性はそこにいる人たちと混ざって、台所で魚を調理しを始める。私も「あ、手伝いますよ」なんて言って、切り落とされた魚の頭を鍋に入れたりするんですが、その時の魚を掴む感触とかも、凄く生々しい。
女性の横でまじまじとその人をうなじあたりを眺めたりするんですが、そうしてるうちに、（この人、夢でいつも出てくる人だ）と勘づいてくると、夢から覚めます。で、その日はもしかしたら、現実でその女性と会うかもしれないなと期待するんですが、会社でコピー機を使ったりしているうちに、すんなりと忘れてしまいます。
