口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

気の利かない気候と生きよ。

 

月、2月と雪がほぼ降らないまま3月に突入。今年の冬は楽勝でしたねぇなんて余裕をぶっこいていたところ、なにやら空に不穏な雲が広がり、それから3回ぐらいまとまった雪が降りました。やってくれたな。満開の梅の花にもどっしりした雪が積もり、道は水分の多い雪でぐちゃぐちゃ。出勤中、私のすぐ前を歩いていたおっさんが急に「ふぐぅ」とか言って転んだりしたので助け起こしたりした。


しかし、なんて気の利かない天気だろう。もう3月なんですから、このまんま躊躇なく春になってくれればいいものの、名残雪のデリバリーを惜しまないのは底意地の悪さを感じます。ていうか天気って、たまにこちらの気持ちを読んでるのかなってときもあるし恐ろしい。奇跡のように空を晴れ渡らせることもあれば、虐め抜くように雨や風をけしかけることもあるし。


先月の2月にはやたら暖かかった時期もあったし、これってやっぱ異常気象なのかなと思ったりするんですけど、これから10年20年と経っていけば、さらに気の利かないような天候になっていくんでしょうね。となると、ますます人間のメンタル面に影響を与えてくるのだろうし、世代間の認識すら変わるかもしれない。「日本に四季があったころ」を知る世代と、「日本から四季が消えたあと」の世代での、価値観の断絶とか。

 

 

ネットニュースを眺めていると、将来的に自分たちが被る気候的な影響に対し、悲観的になる若者が多いという記事を見かけます。有名なグレタさんなんかは過激派ですが、あそこまでいかずとも、気候の変動と自分の人生を重ね合わせ、ネガティブなイメージを予感する人がどんどん増えてきてるのではないか。

forbesjapan.com

最近知った新しい言葉に、「ソラスタルジア」があります。どういう意味かというと、気候変動により、自分の見慣れた住環境の風景が変化していくことで、住んでいる場所はずっと同じであるにもかかわらず、二度と同じ場所に戻ることができない。という体験を通して、嘆いたり悲しんだりする感情を「ソラスタルジア」と表現するようです。


これはきっと日本でも重要な意味合いを持ちますよね。地震津波による自然災害により、自分の慣れ親しんだ環境が変貌するわけですから。同じ場所であるのに、ある日を境に見慣れない風景となる。「ソラスタルジア」が、徐々に蝕まれゆく環境を嘆くものだとしたら、日本の場合はそれ以上にドラスティクなケースが多いかもしれない。いずれにせよ、変化する気候や自然環境が、人間の心理に深刻なフィードバッグを与えることは、国際的に認知されつつあるようです。


上に貼った記事の中に、その「ソラスタルジア」から心のダメージを抑える対策がいくつか書いてあるんですが、①人とのコミュニケーション、②アート、③VRで自然を体感する、だそうです。ま、新鮮な感じはないですね笑。でも、分かる話ではある。地球の環境は変わっていくし、その流れは変えられなさそう。ならば、変わらないものこそ信じていこうというスタンスになりますか。ああ、天気といえば、2週間後に私の地元ではてなブログの人と会うから、できれば晴れて頂きたい。今のうちから神頼みしておきますわ☀️

 

youtu.be

最近は70年代ロックンロールを再履修中。